20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
初ヴィンテージは2009年。ボルドーのメドックで生まれ育ったティボーはワイン生産者の家系出身ではなかったが、彼の祖父はメドックの生産者にブドウの仕立て用の支柱を供給していた。ボルドーのシャトー・オリヴィエ、そしてブルゴーニュのフィリップ・シャルロパンなどで経験を積んだ後、彼は2008年にロワールのシャトー・スーシェリーの醸造責任者に招かれた。この地にやってきたのは偶然の産物だったが、彼はすぐにアンジュー地区、特にサヴニエールの傑出したテロワールと、そこで栽培されるシュナン・ブランのポテンシャルに心を奪われた。ティボーはすぐさまアンジューのアペラシオンに畑を購入し、ドメーヌを設立。スーシェリーで実直にワイン造りに取り組み、シャトーのクオリティ向上に貢献する一方で、それ以外の時間を全て自らのワイン造りにつぎ込んだ。彼のワイン造りの基本であり、最も重要なことは畑仕事である。しかし、具体的な畑仕事の内容について多くを語らない。気候やブドウの生育状況がひとつとして同じ年はなく、概論的に表現することができないからだ。有機農法、低収量、そして「ベストを尽くしたと収穫直前に確信できるレベルの畑仕事」。ヴィンテージがどうであれ、これらが毎年優れた結果を残すための唯一の手段であると語る。彼の畑は、庭師が手入れした庭園のようだと語る者もいるほど整然としている。手作業で収穫後は、ゆっくりとプレスし、ワインにするだけだというが、どこでブドウが育ったかという感覚をワインに表現したいと語る彼は、同じ畑でも区画ごとにブドウを分けて醸造を行っている。更にワインの内面を掘り下げ、それに合わせて樽の大きさやオークの種類も変えている。極小規模なドメーヌだが、クオリティを左右するディティールに対して本当に妥協がない。
サン・ランベール・デュ・ラテに所有する畑の中でも最高の区画とブドウをセレクションして造られ、自らのドメーヌを興す力を与えてくれた祖父と母に捧げるキュヴェ。洗練された白い果実のアロマ、完熟した果実に編み込まれた目の覚めるような酸と確固としたミネラルが次の一口を誘う。力強くも繊細、緻密で伸びやか。アンジューというアペラシオンの枠をはるかに超えたロワールの偉大なシュナン・ブラン。オーク樽発酵、600L樽(50%)&500L樽(50%)(新樽20%)で12ヶ月の後、ステンレスタンクで8ヶ月熟成。
2023/ヴァル・ド・ロワール/AOCアンジュ
フル/辛口
ブドウ品種:シュナン・ブラン
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