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オーストリア北西部、カンプタール、この地区で最も重要なエリアはランゲンロイス村であり、この地にワイナリーを構えるのがヴェスリである。建物の起源は1679年まで遡ることができ、代々ソンマリャー家によって引き継がれてきた。現オーナーであるデイヴィス・ヴェスリはこの地に魅せられた一人で、2011年にワイナリーを購入するとともに「ヴェスリ」に改名した。ワイン造りの根底にあるのは、従来よりソンマリャー家が行ってきた自然なブドウ栽培にサスティナビリティの概念を取り入れた「テラファクトゥム」という独自のコンセプト。ワインの個性が形成されるのは畑であるため、そこに息づく多様な生物を育み尊重することが品質に直結すると考える。除草剤や化学肥料は1990年から使っておらず、2015年よりオーガニック栽培に転向、2020年にオーガニック認証取得。清澄の過程で、卵白やゼラチンなど動物性由来の物質を一切使用しないヴィーガン認証も取得している。現在畑は約30haに広がり、GVとリースリングを栽培している。土壌は大部分がロス(黄土)だが、一部角閃岩や石灰岩も見られる。ブドウは全て手で収穫され、空気圧式で全房を丁寧にプレス。その後、温度管理機能付きのステンレスタンクで天然酵母により自然発酵が始まる。熟成は区画ごとに行われステンレスタンクと一部の上級キュヴェには古い大樽も用いる。繊細優美なヴァッハウにはない、果実の暖かさや濃厚さといったカンプタルの魅力を持ちながら、あくまでもエレガントでピュアな酸とミネラルが光るヴェスリのワイン。Wine Advocate初掲載時に「間違いなくニーダーエステライヒ州の中で最も上質で興味深いワインの一つであり、熟成のポテンシャルは偉大である」と大絶賛を受ける。
ランゲンロイス村周辺の4ha。標高250m、南東-南西-南向きの大部分がロス土壌の畑。樹齢は平均15年。収穫後、全房でプレス。スキンコンタクト後に発酵。澱と共に熟成させ、無清澄で瓶詰め。魅力的なスパイスやペッパー、シトラスフルーツ、ハーブ、リンゴ類のフルーツのアロマ。クリスピーでスリムな印象、生き生きとしたレモンピール、グレープフルーツのニュアンス。直線的な味わい。ヴェスリが手掛けるエントリーワイン。
2023/ニーダーエスタライヒ/クヴァリテーツヴァイン
ミディアム/辛口
ブドウ品種:グリューナー・ヴェルトリーナー
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