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「Domaine Arretxea (ドメーヌ・アレチェア)」は、フランス・バスク地方にあるイルレギー(Iroul?guy) アペラシオンを代表するワイナリーです。12haの畑から生産される3000ケースほどのワインは、そのほとんどがフランス国内の著名なレストランで消費されています。1990年代にテレーズとミシェル・リウスぺルーの夫妻によって設立されました。創業当初から無農薬有機栽培を実践し、1998年からはビオディナミ農法にも取り組んでいます。現在は息子のイバンとテオが確かな醸造経験をもとにドメーヌを支えています。彼らは、ジュランソンや、コート・デュ・マルマンデの情熱的な造り手のもとで研鑽を積み、シチリア、チリ、コルシカなど海外でもワイン造りに携わってきました。収穫は全て手摘みです。畑は山々と谷が織りなす壮大な景観の中にあり、海と山の影響を受けた温暖湿潤な気候が特徴です。南向きの斜面は日照に恵まれ、ピレネー山脈が海風や北風を和らげてくれます。また、晩秋に吹く南風(フェーン現象)はブドウの成熟を促し、穏やかな気候と美しい景観、鮮やかな色彩をもたらします。1998年からエコセール認証を受け、現在はビオディナミ農法で栽培を行っています。化学肥料や除草剤、殺虫剤などの合成化学物質は一切使いません。自然の周期や月の動き、畑の観察を重視し、植物学・土壌学・微生物学などの知見と、農家としての経験を組み合わせています。畑周辺には多様な植物や生垣、果樹があり、豊かな生態系が形成されています。これらは土壌の健全化に役立つ共生植物で、益虫や鳥類のすみかにもなっています。また、ブドウ樹の免疫力を高めるために、スギナやイラクサ、ヤナギの樹皮の煎じ液、シダや唐辛子、フェンネルのエッセンシャルオイルを使った自然由来のケアを施しています。ドメーヌ・アレチェアにとって「テロワール」はワインの個性を形づくる中心概念です。専門家と共に土壌を詳しく調べ、特徴に合わせた栽培方法を採用しています。畑は砂岩を主体に、玄武岩やドロマイト岩が入り混じるモザイク状の地質で、多様な風味の源となっています。
12ヶ月間のコンクリートタンクでのマセラシオン、発酵、熟成。急斜面の段々畑で栽培されたブドウを使用しています。土壌は片岩と石灰岩が混在しています。天然酵母で発酵させ、コンクリートタンクと古樽で熟成後、最小限の介入で瓶詰めされています。このワインは濃い色合いで風味豊かですが、山の爽やかさがアクセントになっています。ブラックチェリー、野生のハーブ、タバコ、砕石のニュアンスが感じられ、タンニンはしっかりとしていながらも滑らかです。若いうちから多くのタナ種ワインよりも飲みやすく、しっかりとした料理との相性も抜群です。数年熟成させるとさらに美味しくなります。
2023/シュッド・ウエスト/AOCイルレギー
フル/辛口
ブドウ品種:タナ70% カベルネ・フラン20% カベルネ・ソーヴィニヨン10%